【EVAネタバレ】問題文に答え書いてあった
《注》〜〜〜〜〜
当方アニメシリーズ/旧劇場版未視聴の付け焼き刃素人知識で観に行っております。そういうの許せん!不快!と感じられる可能性のある方はご覧にならないでください。
また、先人の方々による素晴らしき考察の数々もあまり把握しておりません。その上で浅〜い考察めいた記載をしております。その点についても不快にならない自信がある方のみお読みくださいますようお願いいたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観るにあたり、数ヶ月前に序破Qを視聴したのみのエヴァ素人である私は急激な不安に襲われました。
幸いなことに同行する友人も同程度の理解度だったため前日に2人で予習をすることに。
エヴァについての整理、及び予習の結果を下記に残します。
①Qのおさらい
②人類補完計画とは
→他人との境界がなくなることでコミュニケーション障壁がなくなってラク
③ゲンドウ…大人になれ…
④似たもの親子
⑤無責任な感じのするミサトさん
以上です!!では、シンエヴァを実際に観てどうだったのでしょうか??予習と関連する部分、印象に残った部分を挙げていきます。
①黒アヤナミがかわいい
第3村でスポンジのごとく知識を吸収していくそっくりさん、あまりにも可愛かったですね。
既視感の正体は私も友人も大好きなプリティーリズムレインボーライブのりんねちゃんです。初めは空っぽの状態でしたが、仲間から挨拶も感情も色々な物事を1つ1つ教えてもらいました。それらを全て吸収し、1つの人格と個性を確立し意思を持ちます。しかしやっと確立した"個"は儚く消えてしまうのです。りんねちゃん、アヤナミ(仮)、私たちはずっとあなたたちのことを忘れないよ。ずっと大好きだよ。
②自分の意志を持つシンジくん
きちんとミサトさんやアスカと向き合い、現実を見つめて自分からエヴァに乗ると決断しました。
大人になった!
③アスカの告白
しっかりと現実と人と向き合うという意味ではアスカは前作の段階からかなり大人だったと思います。
そんな彼女の子どもらしい部分は素直じゃないところでしょうか。本当は優しくて、シンジに対する情も人一倍深くて、周りもよく見えて心は誰よりも人間らしいアスカ。そういった部分はアスカが言葉や態度で表現しないとガキシンジになかなか伝わりません。
しかし生死をかけた最後のミッションの前に、14年前の自分はシンジのことが好きだったとしっかり伝えることができました。それだけではなく「自分の方が先に大人になってしまったから今は違う」と死にに行く者としてシンジを縛りすぎない言葉もかけたと私は解釈しています。
大人になった!アスカ大好き!!
④責任を取ると断言するミサトさん
以前はシンジくんがエヴァに乗ったら褒めて意見したら「逃げるの?」と発言し、ただ子どもをコントロールしようとする大人でした。また、「ミサトさんの言う通りにしたのに結果としてニアサードインパクトが起こってしまった」ことに対してシンジくんのせいにしていると見えるような行動をとり責任を子どもに押し付ける大人のようにも見えていました。
しかし今回はエヴァに乗ると決断したシンジくんを前に、「シンジ君がエヴァに乗ることに関する一切の責任は自分が負う。」と断言してくれました。
シンジくんにとって「完全に味方の大人」になってくれたのです。シンジくん嬉しいね。
ミサトさんも良い大人になった!
④ゲンドウの独白
こちらが問題の部分です。かなりの長尺でゲンドウが人とコミュニケーションを取るのが嫌で逃げ続けていたことと、ユイを溺愛しユイ以外はどうでもいいと思っていることが語られます。
ここでもう一度予習内容をご覧ください。
>ゲンドウ
そんなことこっちは知っとるわ〜〜!!
事前課題をやってから望む形式の試験で前日にしっかり勉強して課題の答えを導き出したのにその答えが問題文に丸々書かれてて拍子抜けした感じです。
しかし、ようやくゲンドウは自分が子どもなことに気がつけたのです。そしてユイ以外の他者(=シンジ)と向き合いコミュニケーションをとることができました。
大人になった!ようやく!!!!
以上、気になったポイントでした。
通してみて「大人になる」がテーマだったのかなあと思いました。
そして大人になるというのが具体的にどのようなことなのか?というのは各キャラによって違う内容を示しています。
アスカの場合は素直に気持ちを伝えること。
ミサトさんの場合は子どもに責任を押し付けず、子どもの責任は大人が取る!と言ってあげられること。
ゲンドウとシンジくんの場合は人と向き合い、コミュニケーションから逃げない、また逃げようとしないこと。
キャラがちゃんと成長して完結する。いい話でした。ファンの方の「エヴァとしては最悪」みたいな感想も散見しましたが、その気持ちもわかります。でも私はハピエン大好きオタクなのでとても嬉しかったです。(ハピエンとはちょっと違うか..?)
歴史的名作の完結を映画館で見届けることができて大変光栄でした。
これからも節操なくブームに乗り、話題の作品は付け焼き刃知識でも観に行こうと思います。